感謝をいただく場面

訪問して施術をさせて頂くことで感謝をいただけるのはモチロン大切なことなのですが、

それにも増して重要なことで感謝をいただく場面があります。

それは、訪問時でのご利用者様の体調急変や緊急事態での対応です。

 

ケース１　女性　脳梗塞後遺症（右半身まひ＋言語障害）

無料体験を終わって少し日にちが経ってからの訪問初日でした。

頬が紅潮して血圧値が高く、呼吸音がヒューヒュー鳴り言葉が出にくい状態だったのです。

すぐに事業所、ケアマネージャー、ご家族に連絡を取り入院への対応がなされました。

胸に水が溜まっている（肺水腫）状態が改善されて、後に訪問を出来るようになりました。

 

ケース２　男性　脳梗塞後遺症（左半身マヒ）

いつも通りにドアフォンから「こんにちは」と呼びかけても返答がありません。

居室内を電動クルマ椅子に乗っているのに姿がない、ベッドとトイレの間での転倒でした。

右側の手足だけでは身体が回転してしまい、疲れて大の字状態に訪問したのです。

とても身体の大きな男性なので大変でしたが、ベッドに戻し臥床することが出来ました。

 

ケース３　女性　脳出血後遺症（右半身マヒ＋言語障害）

玄関を開けると、トイレのドアが開いており空のクルマ椅子があって「ヤバイ」と思いました。

壁のティッシュホルダー側に頭と体幹、ドア側に下肢が放り出されていた状態での転倒です。

頭は打っていないか？鎖骨や腕は？下肢は折れていないか？チェックしながら起こします。

幸運なことに軽度の打撲程度で済みました。

 

いつもこんな場面に出くわすわけではありませんが、これらは実際に経験した出来事です。

ご本人やご家族から「来てもらっていて良かったです。」という言葉をもらえる場面でもあります。

施術が大切なのは言うまでもありませんが、それ以上にご利用者様の安全確保と危険防止を最優先に

何が必要なのかを判断できるように、知識と経験を日々学んでおります。